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本を読んでみる

何をしていいか分からないので友人から勧められてた本を読んでみることにした。

 

桶川ストーカー殺人事件―遺言 (新潮文庫)

桶川ストーカー殺人事件―遺言 (新潮文庫)

  • 作者:潔, 清水
  • 発売日: 2004/05/28
  • メディア: 文庫
 

 

桶川ストーカー殺人事件(おけがわストーカーさつじんじけん)とは、女子大学生が元交際相手の男を中心とする犯人グループから嫌がらせ行為を受け続けた末、1999年(平成11年)10月26日に埼玉県桶川市JR東日本高崎線桶川駅前で殺害された事件。警察捜査上の名称はJR桶川駅西口女子大生路上殺人事件[1]。桶川事件とも呼ばれる[2]。本件の発生が契機となり、2000年に「ストーカー規制法」が制定された。

桶川ストーカー殺人事件 - Wikipedia

 

ノンフィクションだと思えない。この本にはそれほどの衝撃があった。警察の怠慢そして隠蔽、マスコミの報道被害。被害者の猪野詩織さんは3度殺された。

 

犯人の小松が「金さえあれば何でもできる」と言っていて、遂には猪野さんを殺してしまう。なぜ警察が阻止できなかったのかを、清水氏の恐るべき執念と地道な努力が暴く。

 

読むにつれて警察に怒りを感じてくる。保身の為に一所懸命になり肝心の捜査が疎かになっている。警察が猪野さんの話を聞いていれば殺されることはなかったし、犯人も裁きを受けることができた。

 

猪野さん自身に問題が有ったのかのような偏った情報を記者会見で話し、それを垂れ流すマスコミ。記者会見で笑いながら説明する警察幹部。ネットにある動画を見たが胸くそが悪くなる。

 

記者クラブに属していなかった写真週刊誌の記者だからこそたどり着いた真実を知る事が出来ます。